iPhone (PRODUCT) REDとは何?どんな寄付をしているの?

携帯電話関連

iPhoneシリーズでも、眩しい光沢を放つ赤、 (PRODUCT) RED。他の色は、ブラック、ホワイト、グリーン、ブルーなど一般的な記述となっており、明らかに趣が異なります。(PRODUCT) REDって、色の説明以外に何か意図がありそうですね。まずは、(RED)の定義を見てみましょう。

(RED)とは、は、グローバル消費財メーカーが、(PRODUCT)RED という共通ブランドの商品を開発・販売することで挙げた収益の一部を世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)に寄付することによって、 アフリカのエイズ対策プログラムを支援する仕組みです。ロックバンドU2のボノと、国際NGOであるDATAのボビー・シュライバーが発起人となり、 2006年1月26日、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラムで発表されました。

パートナー企業による商品の販売収益の一部のほか、キャンペーンやイベントなどによって集められた寄付金は、(RED)よって管理費を差し引かれることなく100%の金額がグローバルファンドに送られています。

出典:グローバルファンド日本委員会 http://fgfj.jcie.or.jp/support/product-red

 

つまり、(PRODUCT)REDは、エイズ・結核・マラリアの対策を目的とした基金に寄付する仕組み、ということがわかりましたね。また、Apple以外にも参加企業があることがわかりました。しかし、日本では、(PRODUCT)REDといわれても、Apple / iPhoneしか浮かびませんね。日本でも知られている可能性のある企業名を挙げてみると、Facebook, Google, Salesforce.com、Bank of America, Starbucks, Louis Vuitton, Mont Blanc などがあります。

Appleが試みるProduct (RED)の支援の歴史

Appleによる(RED)への支援は、2006年にスタートしました。2020年までの14年間、(RED)に対して、予防、検査、カウンセリングサービスを提供するGlobal FundのHIV/AIDSプログラムに、合計、約2億5,000万ドルの寄付を行っています。この寄付金は、1,080万人以上の人々にケアとサポートサービスを提供し、1億6,700万件以上のHIV検査の実施を支援し、1,380万人の人々に命を救う抗レトロウイルス剤(ARV)治療に活用されました。

AppleのCEO Tim Cookは、世界エイズデーの2020年12月1日、2021年6月30日までの間、「(PRODUCT)RED」製品の販売による全収益をグローバルファンドの新型コロナウイルス対策のために提供し、(RED)との提携を拡大することを公表しました。

2020年は、Appleが従来より援助しているHIV/AIDSへの支援に加えて、新型コロナウイルスCOVID-19への対応と防御を行う必要も生じています。新型コロナウイルスCOVID-19は、ケア、診断、物資へのアクセスに課題をもたらし、HIV/AIDSプログラムの妨げとなっています。HIV/AIDSの問題も、解決が難しいのですが、新型コロナウイルスCOVID-19によって、さらに困難な状況になっていることが分かります。日本では、アフリカの報道がなされない為、多くの人にとって未知の世界ですが、新型コロナウイルスCOVID-19は、欧米と同等、もしくはそれ以上に深刻な問題な問題なのかもしれませんね。

Apple / iPhone以外で(PRODUCT)RED協賛製品はどんなものがあるの?

実は、多種多様な(PRODUCT)RED協賛製品が、外国にはあります。眺めているだけでも楽しいので、いくつか紹介します。また、ここに掲載した製品は、アマゾンのアメリカサイト、および、カナダ、メキシコ、イタリア、スペイン、ドイツ、イギリス、フランスのサイトから購入することが可能です。ただし、すべての製品が、日本国内の住所宛に配達できる訳ではありませんが、お気に入りの製品が見つかったら、ワンクリックしてみてはいかがでしょうか?他の人はなかなか持っていない製品なので、周囲の目を引きそうですね。

まずは、定番のApple 製品から紹介します。Beatsのスピーカ、ヘッドホンは、かっこいいですね。

いよいよ、日本ではレアもの。

Amazon echo 日本でも売れる気がしますが、売っていません。

ジョンソン・エンド・ジョンソンのバンドエイド。中身も赤いのでしょうか?

Vespa:真っ赤なバイクとお揃いのヘルメット。街を颯爽と走る姿が容易に想像できますね。

その他にも多くの(PRODUCT)RED協賛製品があります。ご興味を持たれた方は、(PRODUCT)RED 公式サイト:https://www.red.org/products を見てくださいね。