【宝くじ】当選確率って何パーセント?当たる確率は極めて低い

お金の話

夏のサマージャンボ宝くじ、そして、年末の年末ジャンボ宝くじなど、年に数回、宝くじのお祭りともいえるジャンボ宝くじがあります。コロナ禍であっても、東京・数寄屋橋のチャンスセンターには、宝くじを買い求める長い行列ができています。

「一等、前後賞合わせて10億円」などと聞くと、庶民感覚からすれば、一気に「お金持ち」になれるチャンスに見えますね。コロナ禍で景気や先行き不安となると、当たることを夢見て、つい購入したくなります。しかし、本当に、そんなに美味しい話があるのでしょうか?当選確率って高いのでしょうか?

宝くじの当選金は、売り上げの何パーセント?他の賭け事との比較。

まず、おさえておきたいのは、宝くじは収益目的の商売ということです。ということは、売上金の運営主体の胴元の取り分を差し引いた残金を当選金として当選者に分配するというビジネスであることを理解する必要があります。では、胴元は、売上金からいったいどの程度、差し引くのでしょうか?

 

30%くらいかなあ?

いえいえ、きっと10%くらいよ

だって、一等・前後賞あわせて1億円も貰えるんだよ!

では、答え合わせをしてみましょう。総務省が、宝くじ・公営競技・サッカーくじの実効還元率を公示しています。

出典:総務省HP https://www.soumu.go.jp/main_content/000084191.pdf

注目したいのは、1行目の当選金率です。これは、売り上げに対して何パーセントが当選金として支払われているかを示しています。なんと、売り上げに対して、45.7%しか、当選金として支払われていないのです。ということは、宝くじを購入した時点で、約55%が手数料として差し引かれてしまうのです。

そして、宝くじの低い当選金率は、実は、「当せん金付証票法」という法律に基づいていて、50%を超えないよう定められているのです。ですから、これだけ低い当選金率であっても、合法的なのです。ただ、この現実を見て、宝くじを買う気になりますか?

宝くじの当選確率は何パーセント?本当に当たるの?

年末ジャンボ宝くじ1等の当選確率は、発行枚数によって変わりますが、1000万分の1とも、2,000万分の1ともいわれています。パーセント表記をするなら、0.00001%~0.000005%となります。つまり、限りなく0に近い極めて低い確率です。さらに言い換えましょう。東京都の人口は、約1000万人です。東京都民全員が1枚の宝くじを持っているとして、1等当選者はその中のたった一人ということです。

えっ、確率的に考えたら東京都民でたった一人しか当たらないの?

それって、無理ゲーじゃん

ジャンボ宝くじは、1枚300円です。この300円のくじが、数億円に化けることは、極めて低い発生確率です。ほぼ、紙くずになることがわかっているくじを「貧乏くじ」といって差し支えないですよね。どれだけ、大金を投入しても、投入した金額以上を得ることが極めて難しいことが、お分かり頂けたのではないでしょうか?

当たることをお祈りしますが、まず、当たりません。宝くじは、お金の正しい知識を持っていない人から、合法的にお金を搾取している点で問題があると言えます。娯楽として楽しむ、という視点もあるかもしれません。どのようにお金を使うかは、個人の自由です。しかし、本当にお金を増やしたいのであれば、確率論を踏まえて合理的に考えてみませんか?

宝くじは貧乏くじ?本当にお金を増やしたいなら宝くじはやめましょう。

宝くじを含めた各種のギャンブルは、胴元だけが儲かって、参加者は損をするビジネスモデルです。集めたお金から、コストや利益を引いて、残りを配分するのですから、当然の帰結ですね。では、確実性の高いお金の増やし方、つまり資産運用をまじめに考えてみましょう。

ギャンブルと資産運用の一番大きな違いは、新しい価値創造の有無です。資産運用は、新しい価値創造を伴います。投資した資金は、人体に例えると血流のようなものです。経済活動が盛んになれば、血流が増え、その結果、全体の富が増える、つまり、あなたも富の増加分を手に入れることが可能となります。もちろん、経済活動は、常に好調とは限りません。現在はコロナ禍で経済活動が停滞していますし、過去を振り返ればリーマンショックなど、マイナス成長となった時期は存在します。しかし、長期視点で言えば、経済活動は確実に成長しています。従って、過去から長期的に右肩上がりトレンドをもつ投資対象に継続的に投資することが、利益を得られる可能性が高いと言えます。

様々な投資方法、投資先がありますが、ここでは米国株式のインデックスファンドを取り上げてみましょう。

 

上場インデックスファンド米国株式(S&P500

成長している一例を提示する目的で掲載しています。このファンドをお勧めしているわけではありません。投資先の選定、および投資の判断は自己責任でお願いいたします。

 

このファンドは、米国の上場優良企業500社を対象とした指数に連動した投資ファンドです。もし、2010年にこのファンドを購入していたら、現在は4倍の価値になっているのです。宝くじに当選する確率と、このようなファンドを買って手元資金を増やせる確率と、どちらが高いでしょうか?もっとも、投資の世界に「絶対」はありません。仮に、この投資信託が紙くずになる場合を想定しましょう。それは、米国企業の大半が破綻していることを意味します。そのような状況が起こる可能性ってどの程度あるのでしょうか?

 

まとめ 宝くじは貧乏人が払う税金と同じです。一攫千金はありえません。

宝くじを買って、「楽してお金持ちになろう」と、考えるのは自由なのですが、それはほぼ実現性のない話です。宝くじは、300円から買えるので、話のネタにはなるかもしれませんし、当選番号発表の日までの楽しみを買うことはできるかもしれません。しかし、それ以上にはなりません。

本当にお金を増やしたいのであれば、①収入を上げる、②支出を下げる、③貯蓄する、④貯蓄した資金を運用する、をコツコツ行うことがお勧めです。