Apple watchの心電図はいつから日本で有効化され設定方法は?すぐにアップデートしよう!

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Apple Watchの新しいWatch OS7.3が、2021年1月27日午前3時リリースされました。同じタイミングで、iOS 14.4もリリースされています。今回の目玉機能は、何と言っても、心電図(以下、ECG)機能です。この記事を目にしましたら、まずは、iPhoneとApple WatchのOSをすぐに更新しましょう。当初は2018年、アメリカ1か国でのみスタートしたECG機能ですが、遅れること3年。やっと日本でも、提供されることとなりました。早速、ECGを使えるようにして、皆さんの健康管理に役立てましょう。ただし、心拍数が高い時に心房細動(AFib)の有無を確認したり、測定がうまくできず結果が判定不能な場合にお知らせする機能があるのですが、現時点では、日本向けにの製品では、この機能が使えません。エラーになります。

Watch OSや、iOSの更新には、1時間弱かかることがあります。また、OSの更新の後、設定作業が必要になります。時間に余裕のあるときに、ECG機能をONにしましょう。お出かけ前の慌ただしい時間帯のOS更新はやめましょうね。

どのApple Watch で心電図(ECG)機能がつかえるの?対応機種は?

日本では2018年9月21日に発売開始されたApple Watch Series 4以降の製品で使えます。残念ながら、それ以前のApple Watchでは、今回のWatch OSを更新しても、心電図機能は使えません。お手元のApple Watch背面をご確認ください。このような感じで、記載されています。

まずは、iOS, Watch OSの更新をしましょう。

Watch OSを更新するだけでECG機能はつかえるの? 設定が必要です!

以下の手順でECG機能をONにしてください。

1:iPhoneアプリ「ヘルスケア」をクリックしてください。このようなアイコンがiPhoneにあるはずです。もし、見当たらないようでしたら、App Storeから再インストールしてください。

2:アプリを開くと、心電図(ECG)を書かれた項目があります。ここをクリックしてください。まだ、ECG機能がONになっていないので、「データなし」という表記になっています。

3:設定をクリックしてください。

4:生年月日を入力してください。

5:心電図Appの仕組みの説明があります。「続ける」をクリック。

6:起こりうる結果の画面は、下までスクロールして「続ける」をクリックしてください。

下までスクロールすると「続ける」が表示されます。

7:知っておくべき4つのこと→つぎの画面に遷移するまで「次へ」をクリック。

8:Apple Watchでの操作になります。Apple Watchの表示に従ってください。「正確な心電図を取るには、Apple Watchが”設定”で、選択されている手首に装着されている必要があります。現在、左(または右)の手首に装着されています。」表示の通りでしたら、「OK」を押してください。

9. 最初の心電図を取る。実際に測定してみましょう。「指をDigital Crownに当ててください」。30秒間、心電図測定されます。

10.これで、ECGの設定は完了です。

ECGで身体状況の見える化 正しい知識で測定結果を正しく理解しよう

ECG機能を実装すると、これまでは、病院でしか見られなかった心電図が、手軽に見えるようになります。心電図が見えるようになると、次に必要なのは、心電図を正しく理解するための知識です。心電図検査や心拍リズムについて知識がないと、測定データの変化を正しく理解することができません。誤解によって誤った判断をすることにもつながりかねません。

病院での心電図検査では、手足、心臓の周辺に多数のセンサーを取り付けて行っています。それに比べると、Apple Watchは、わずか1か所での測定です。同じ精度の測定は期待できません。あくまで簡易的な測定という認識をすることが必要です。加えて、指示通りの設定・操作をした後の測定結果であることも重要です。

手軽に心電図が測定できることのメリットは、必要な時にいつでも心電図の測定ができる、という点です。動悸やめまいなど、自覚症状がある時にはすぐに、Apple WatchのECG機能をつかって心電図検査を行い、記録を残しましょう。そして、必要に応じて、医師に測定結果を見せてください。動悸やめまいが起こった瞬間に、どのような状態であったのかを医師に伝えることで、より適切な診断が得られる可能性があります。従来は、動悸やめまいが起こった瞬間の心電図の記録を取ることはできませんでした。身体状況の見える化が大きく進みます。

心電図の取り方は、初回の測定方法と変わりません。Apple Watchの心電図Appを開き、机や膝の上に腕を置いて、指をDigital Crownに当ててください。測定時間は、30秒です。

心房細動(AFib)のチェック機能は、日本では使えません。

Apple の公式ホームページの記載に

不規則な心拍の通知
Apple Watch Series 3以降に内蔵されている光学式心拍センサーを利用して、不規則な心拍の通知機能は、心房細動(AFib)の兆候がないか、バックグラウンドでユーザーの心拍リズムを時折チェックします。最低65分以上の時間をかけて5回の心拍リズムのチェックを行い、不規則な心拍リズムが検出されるとユーザーに通知します。

という記載があります。実際に、設定を試みると、このようなエラーメッセージが表示されました。残念ながら、1月27日現在、この機能は、日本では、まだ、使用できないようです。せっかく、ECG機能をリリースするなら、限定公開ではなく、フルスペックで公開してほしかったですね。

Apple Watchその他の健康関連機能

Apple Watchで血中酸素濃度(SpO2)が計測可能です。Apple Watch Series 6をお持ちの方、必見です。