クラブハウスでの疲れや長時間の浪費に注意!個人情報漏洩リスクはある?

携帯電話関連

2021年1月から急激に流行りだした音声SNSの「クラブハウス」。twitter上では、アーリーアダプターを中心に「Clubhouse気になる」「招待枠ください」などと投稿をする人が少なくありません。まだ動き出したばかりの新しいサービスになので、よく分かっていない問題点やリスクがあります。本記事では、クラブハウスで生じる疲れ、長時間の浪費、個人情報漏洩リスクを挙げます。正しい認識をすることで、想定されるリスクを回避しましょう。

クラブハウスがもたらす疲れ

これまで、SNSの普及期には、様々な疲れを訴える人が存在しました。例えば、Facebookでは、他人のコメントや「いいね」の数が気になったり、Twitterでは、フォロワー数やリツイート数が気になったりします。他人の非日常の「インスタ映え」するキラキラ投稿を眺めながら、自分の日常生活と比較して、嫌気がさしてしまった方もいらっしゃるかと思います。

クラブハウスは、流行り始めて1か月少々。これから、「疲れ」を認識する時期になると想像します。では、どのような場面で疲れを感じることになるのでしょうか?

クラブハウスに長時間はまってしまう疲れ

クラブハウスでは、24時間、様々な話題を取り扱うルームが開設されます。もちろん、あなた自身も、24時間いつでも、ご自身の好きなテーマでルームを開設することができます。そして、そのルームは、主宰者が時間制限を決めない限り、延々と続けることができます。つまり、ルームから抜ける勇気が無いと、なかなか抜けられなくなります。しかも、参加者からは、入退出が一目で分かります。数十名を超える参加者のいるルームであればともかく、10名にも満たないルームからの退出は、気が引けるかもしれませんね。主宰者の皆さんには、終了時間を決めてルーム開設して頂きたいですね。

振られたときに断りにくい気疲れ

ラジオ番組を聞くような感じでリスナーに徹したいときであっても、モデレーターから、話を振られて呼ばれることがあります。無視していても構わないのですが、断りにくい、気疲れする、という声があります。リスナーに徹したいときに、「話せません」「運転中です」などの文字を加えたアイコンに変えて対処している人を見かけるようになりました。

 

クラブハウスでの情報漏洩リスク

ここでいう情報漏洩リスクとは、アプリのシステム脆弱性によるリスクではなく、参加者によって引き起こされる様々な情報漏洩のリスクです。

クラブハウスでの会話が録音されるリスク

クラブハウス自体には、会話を録音する機能はありません。クラブハウスの規約では、録音することは禁止されています。とはいえ、クラブハウス以外の機器を使うことによって、録音されることは十分に考えられます。また、録音されていても、知る術がありません。背景情報の分からない不特定多数が参加している公開ルームでは、録音されても支障のない発言を意識する必要があります。

クラブハウスでは、相手が開示していない個人情報には触れない

相手が開示していない個人情報について、あなたが言及するのは避けてください。相手が開示している情報とは、具体的には、参加者のプロフィール欄に掲載している内容です。では、うっかり個人情報を公開してしまう可能性や要素とは、どのようなものがあるでしょうか?

まずは、名前です。クラブハウスでの表示名は、必ずしも本名とは限りません。何らかの事情で、本名を開示していない人がいます。表示名以外の呼び方で、呼びかけるのは本人の意図に反する可能性が高いです。クラブハウスの会話は、誰が聞いているか分かりません。名前一項目を取り上げても問題が生じる可能性があるのです。他にも、勤務先、家族構成、居住地など、様々な要素があり得ますね。直接言及するつもりはなくても、明かしてほしくない情報があることを心得ておきましょう。

こんな会話を想像してください。悪気が無くても、個人情報が漏れてしまう可能性があります。

  • 「○○さんとは、ご近所なんで」
  • 「(お子さんの名前) ○○ちゃん、元気?」

今後、さらに様々な課題が認識されると想像します。SNSは自分の楽しみのために使うものであり、強制的に使わされているものではありません。気が向いたときに気軽に使うように心がけましょう。また、嫌になったら、一旦、SNSから離れることも重要です。

あわせて読みたい